日本の暦年 — 一年に並ぶ祝日と季節の目印
この記事では、1月1日から12月31日までの一年に何が並ぶのかを、件数と月別の分布から確認します。日本の一年は、曜日と日数の並びの上に、国民の祝日と休日、二十四節気、雑節が重なって組み立てられます。
祝日法の条文、元号、節気の定め方、うるう年の規則といった制度そのものは、それぞれの記事が扱います。ここでは一年という単位に何件が入り、どの月に集まり、いつ確定するのかだけを見ます。
一年を組み立てる四つの要素
日本の暦年は、次の四つを重ねると読み解けます。仕組みそのものは、それぞれの記事に譲ります。
- 日数と曜日の並び — 平年は365日、うるう年は366日です。判定の規則はうるう年の仕組み、週の数え方は曜日とISO週番号で扱っています。
- 国民の祝日と休日 — 祝日法が名称と日を定めた日と、同法によって休日になる日です。区分は国民の祝日と休日、条文の構造は祝日法の読み方、休日が増える仕組みは振替休日と国民の休日で扱っています。日付が動く祝日はハッピーマンデー制度、4月末から5月初めの並びはゴールデンウィークにあります。
- 二十四節気と雑節 — 太陽の位置で決まる季節の目印です。定め方は二十四節気とはで扱っています。
- 年の表し方 — 同じ一年を西暦でも和暦でも表せます。元号の境界は和暦の仕組み、換算は和暦・西暦の変換で扱っています。
「国民の祝日」は年間16
内閣府は、国民の祝日に関する法律により年間に計16の日が「国民の祝日」とされ、それぞれの日の趣旨が定められていると説明しています。16の名称・日付・趣旨と条文の読み方は祝日法の読み方にあります。
ただし、一年のカレンダーに並ぶ休みの日数が毎年16で固定されるわけではありません。同法によって「休日」となる日が年ごとに増減するためです。次の節では、その結果として一年に何件が記録されるのかを、保存済みの公式データで数えます。
収録データで数えた年ごとの件数
DateDBは内閣府CSVの保存済みスナップショットとして、1955年から2027年までの1,067件を収録しています。これを年ごとに数えると、次のようになります。
- 最も少ない年 — 9件です。1955年から1965年までは、1959年(10件)を除いてすべて9件でした。
- 最も多い年 — 22件の2019年です。次いで2024年が21件、2018年が20件です。
- 直近の4年 — 2024年が21件、2025年が19件、2026年が18件、2027年が17件です。
- 名称のついた日 — 2016年以降は各年16件です。例外は2019年の15件です。2019年は、収録範囲で天皇誕生日の記録がない唯一の年です。
- 名称が「休日」の日 — 2026年が2件、2027年が1件です。収録範囲で最初に現れるのは1973年4月30日で、1件もない年もあります(直近では2022年)。
つまり、一年の休みの日数は、法律が名称を定めた16という数だけでは決まりません。その年の曜日の並びによって「休日」が増減するためです。増減の仕組みは振替休日と国民の休日で扱っています。
月ごとの偏り
一年の中で、祝日と休日は均等には並びません。収録している1,067件を月別に数えると、次のようになります。
- 多い月 — 5月が203件で最も多く、次いで11月が163件、1月が158件、9月が150件です。
- 少ない月 — 6月が1件、8月が15件、7月と12月がそれぞれ35件です。
- 毎年必ず記録がある月 — 1月、3月、4月、5月、9月、11月の6か月は、73年すべてに記録があります。
- 記録が空の年がある月 — 6月は72年分、8月は61年分、12月は43年分、7月は41年分、10月は13年分、2月は12年分で、その月の記録が1件もありません。
収録している1955年から2027年までの73年間で、6月に記録があるのは1993年6月9日の1件だけです。内閣府データでのこの日の名称は「結婚の儀」で、毎年ある「国民の祝日」ではありません。
公開範囲の178年で季節の目印は毎年35
祝日とは別に、一年には二十四節気と雑節が並びます。国立天文台が発表した2026年分と2027年分の暦要項には、いずれも二十四節気24件と雑節11件が載っています。雑節の内訳は、土用入り4件、彼岸入り2件、そして節分、八十八夜、入梅、半夏生、二百十日です。
DateDBの年別一覧も同じ構成です。公開範囲である1873年から2050年までの178年をすべて確認すると、どの年も二十四節気24件と雑節11件の合計35件で、例外はありません。日付は年ごとに動きます。節気が太陽黄経で決まる仕組みは二十四節気とはで扱っています。
一年分はいつ確定するのか
一年に並ぶ日は、その年が始まる前にまとめて確定します。目安は前年の2月です。
- 国民の祝日 — 内閣府は、2028年の国民の祝日を前年である2027年の2月に掲載する、と案内しています。
- 春分の日と秋分の日 — 国立天文台が前年2月の官報に暦要項を掲載することで発表します。2026年分は2025年2月3日、2027年分は2026年2月2日に発表されました。
このため、公式に確定した祝日の一覧は翌年の分までしかありません。DateDBの祝日・休日の収録が2027年で止まるのはこの理由によります。範囲外の年を「祝日なし」とは扱わず、未収録・未公表としてご案内します。
DateDBで一年をまとめて見る
- 12か月の並びは年カレンダーで確認できます。2026年のカレンダーと2027年のカレンダーは個別に開けます。
- その年の祝日・休日は日本の祝日カレンダーで確認できます。2026年の祝日・休日と2027年の祝日・休日は個別に開けます。
- その年の季節の目印は二十四節気・雑節で確認できます。2026年の二十四節気・雑節には35件が日付順に並びます。
- 1か月ずつの並びは月カレンダー、ある日付の曜日は曜日・週番号で確認できます。
- 土日と収録済みの祝日・休日を除いた日数は営業日計算で数えられます。
DateDBの表示範囲
一年をまとめて見るとき、表示できる範囲は三つに分かれます。
- 西暦カレンダー — 1873年1月1日から2050年12月31日まで、178年分です。下限の理由は日本のグレゴリオ暦採用で扱っています。
- 二十四節気・雑節 — 同じ1873年から2050年までの178年分です。
- 祝日・休日の名称 — 内閣府CSVの保存済みスナップショットに基づき、1955年から2027年までの1,067件です。
範囲外の年は「祝日なし」「節気なし」とは扱わず、未収録・未公表の範囲としてご案内します。将来の年の祝日を独自に計算して表示することはしません。出典、取得日、範囲、更新方針はデータの出典と計算方法で確認できます。
会社・学校・店舗の予定は別に確認する
ここで数えているのは、公式に記録された祝日・休日と、暦の上の季節の目印だけです。すべての会社、学校、店舗、銀行、市場、行政窓口、交通機関の営業・休業や、法令・契約上の期限が、これで決まるわけではありません。年末年始や夏の休みのように、祝日法の休日ではない休みもあります。
年間の予定を立てるときは、勤務先の就業規則、学校や施設の年間予定、提出先の公式案内を確認してください。DateDBの営業日計算は、土日と収録済みの祝日・休日を除く一般的な日数確認で、会社独自の休業日や個別の期限計算を保証しません。
よくある質問
一年の国民の祝日は何日ですか
内閣府の説明では、年間に計16の日です。ただし祝日法によって休日になる日が加わるため、カレンダーに記録される件数は年ごとに違います。
祝日と休日がいちばん多かった年はいつですか
収録している1955年から2027年までの範囲では、2019年の22件です。
6月に国民の祝日はありますか
収録範囲では、毎年ある「国民の祝日」は6月にありません。記録は1993年6月9日の1件だけです。
二十四節気と雑節は毎年同じ件数ですか
はい。公開範囲の1873年から2050年まで、どの年も二十四節気24件と雑節11件の合計35件です。日付は年によって変わります。
翌年より先の一年は調べられますか
カレンダーは2050年まで開けますが、祝日・休日の名称は2027年までです。公式の一覧が前年2月に公表される仕組みのため、それより先は未収録・未公表としてご案内します。
年末年始は祝日ですか
祝日法が名称を定めているのは元日(1月1日)です。それ以外の年末年始の休みについては、勤務先や施設ごとの予定を確認してください。
関連する読みもの
参考資料
内閣府「国民の祝日について」 / 内閣府「国民の祝日・休日月日」CSV / e-Gov法令検索「国民の祝日に関する法律」 / 国立天文台 暦計算室「暦要項」 / 国立天文台「令和8年 暦要項 二十四節気および雑節」 / 国立天文台 暦計算室「二十四節気」 / 厚生労働省「労働時間・休日」